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モウセンゴケは品種別に冬越し対策を!グループごとに解説

食虫植物
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冬越しシリーズ四本目は、モウセンゴケです。

ホームセンターでは夏ごろに様々な食虫植物が販売されます。中でもウツボカズラは多くの品種があります。

しかし、モウセンゴケも他の食虫植物に比べると様々な品種が存在します。

実はモウセンゴケは、品種によって冬越しの仕方が異なります。以下ではモウセンゴケの冬越しについて紹介しようと思います

モウセンゴケを上手に冬越ししたい
モウセンゴケを枯らしたくない
レアなモウセンゴケの冬越しも知りたい!

そんな方におすすめの記事になっております。

ぜひ冬越しのポイントを生かしてモウセンゴケを育ててください!

モウセンゴケの育て方はこちら!

夏のコバエ対策に!食虫植物モウセンゴケの育て方
今回はモウセンゴケの育て方についてお伝えしようと思います。GWになるとホームセンターでは、ウツボカズラ、ハエ...

モウセンゴケがいる環境はどんな様子?

モウセンゴケ モウセンゴケは日本を始め、オーストラリアと南アフリカを中心にアメリカ、ヨーロッパ、アジア等世界中に自生しています。以下ではそれぞれの特徴にあった冬の越し方を紹介していきます。

モウセンゴケの冬越しにはいくつか種類がある?

 モウセンゴケにはいくつか冬を越すときの種類がありますそれぞれ、

休眠グループ
一年中成長グループ
ムカゴを形成するグループ
塊茎を形成するグループ

これほど冬越し方法が異なる食虫植物はウツボカズラくらいですかね???ポイントを抑えないとすぐに枯れてしまう品種もいますので、しっかりチェックしてみて下さい!

※なかなか手に入らないモウセンゴケも紹介しますが、育て方や冬越しの仕方を簡単に紹介します。本気で育てたい方には参考にならないかもしれません。あくまでも初心者の方向けにお伝えします!

休眠グループ

 休眠グループの代表的な品種

・D.spatulata(スパスラタ)

・D.tokaiensis(トウカイエンシス)

・D.binata(ビナタ)

・D.filiformis(フィリフォルミス)

交配種

・D.xhybrida(ハイブリダ)

・D.xobovata(オボバタ)

一年中生育グループ

 一年中生育グループの代表的な品種

・D.hamiltonii(ハミルトニー)

・D.adelae (アデラエ)

・D.andromeda(アンドロメダ)

・D.aliciae(アリキアエ)

・D.madagascariensis(マダガスカリエンシス)

・D.capensis(カペンシス)

ムカゴを形成するグループ

D.pulchella(プルチェラ)

D.lasiantha(アシアンサ)

D.stelliflora(ステリフロラ)

D.scorpioides(スコーピオイデス)

塊茎を形成するグループ

D.rosulata(ロスラタ)

D.macrophylla(マクロフィラ)

D.collina(コリナ)

D.alba(アルバ)

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他にも沢山いますが、これらのほとんどが市販では入手困難なのでここまでにしておきます。

休眠グループの冬越し

 日当たり

 このグループはしっかりと日光に当てることが大切です。雨がしっかりと当たる場所でも問題はありません。

 水やり

 基本的には、腰水で管理をしましょう。あまり深く腰水をしてしまうと根腐れを起こしてしまうので、1cm程度にしておきましょう。

 冬越し

 このグループは一年中外で日光を当てて冬になると成長を止めます。するとやがて根元に丸い冬芽のようなものを形成します。冬には地上の葉がすべて枯れるので、寒くなってきたからといって屋内に取り込まない様にしましょう。

一年中生育グループの冬越し

 日当たり

 基本的には日光を好みますが、どちらかというと直射日光ではなく明るい日陰が最適です。特に真夏の日光は葉焼けを起こしやすいので遮光シートなどを活用して乗り切りましょう。冬はしっかりと日光に当ててあげて少しでも気温を高めましょう。

 水やり

 このグループは常に湿っているところに自生しています。冬も同様にずっと腰水状態で管理することが大切です。日本の冬は乾燥しがちな地域が多いので、腰水を切らさない様に確認しましょう。

 冬越し

 一年中成長するということは一年中気温の変化が激しくはないということです。つまり日本の冬では加温が必要になるわけですね。最低でも10度以上を保つ必要があります。そのためには、簡易的でも良いので温室を準備する必要があります。

衣装ケースなどの密閉空間にカメさんヒーターなどで加温してあげると冬も越せますよ!温室は安価に作れるのでこちらの記事を参考にしてみてください!

ムカゴを形成するグループの冬越し

 日当たり

 こちらも真夏の直射日光に気を付けることが大切です。しかし、基本的には日光にしっかりと当ててあげても大丈夫なので、うまく日光に当たる場所を探しましょう。

 水やり

 こちらも一年中腰水栽培を基本としましょう。自生地では極度に乾燥している場合もあるとか。多少水やりできなくても何とかなるかもしれません。

 

 現地では5℃くらいまでしか下がらないです。日本では地域によっては凍ってしまう場所もあるため凍らない様に管理していきましょう。しかし、一般的な場所では簡単にそだてることができます。

塊茎を形成するグループの冬越し

 日当たり

 夏のタイミングは休眠シーズンです。秋から春までが成長期なので、そのタイミングで直射日光に当ててあげましょう。

 水やり

 自生している場所は常に湿っている様子ですが、雨でバシャバシャに濡れる環境は嫌います。屋根の下や、栽培ケースに入れて育てるといいでしょう。

 温度 

 夏が近づくと、成長を止めます。そこからは用土を乾燥させて夏を越します。しかし、カラッカラにしてしまうのも良くないので、程よく水分をあげることが大切です。感覚な部分もあるので慣れるまでは難しそう・・・この際は日光に当てないで涼しく落ち着いたところで管理しましょう。

 冬は5℃以上を保つことができれば問題ありません。しっかりと日光に当てて気温を保ちつつ、水分も適度にあげて乾燥させないようにしましょう。

市販のモウセンゴケを育てている人は?

 ここまでやや専門的なことも出てきましたが、初心者の方が一番育てているのは

D.カペンシス
D.ビナータ(フタマタなど)
D.アデラエ
D.アリキアエ

などでしょう。

このうち太文字の三種類は一年中生育グループです。ですので一年中暖かい環境にするためにも温室等で育てると管理がしやすいでしょう。冬は、加温することで簡単に冬を越すことができます。

ビナータのみは、ハエトリソウと同じく四季のある環境で管理することが大切です。冬は休眠する必要があるので下手に加温しすぎないことが大切です。また、水切れを起こさない様に注意しましょう。

モウセンゴケを上手に冬越ししよう!

 今回は、モウセンゴケのそれぞれの冬越しについて紹介していきました。初めて冬を迎える方はぜひ参考にしていただき、モウセンゴケを枯らさないで冬越ししてみてください。

 またうまく殖やすことができれば、来年の夏に、コバエ対策に大活躍してくれるでしょう!楽しみですね!!!

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