春ごろにモウセンゴケを購入された方は、9月に入ると少し寒くなるフェーズに入ってきて、育て方に不安を感じる方もいらっしゃると思います。
そこで、実際に越冬経験のあるDミックスが、モウセンゴケの越冬方法や
準備しておきたいものなどを紹介していきます。
品種によっても、管理方法が若干異なりますので注意してください。
(今回ご紹介していくのは、市販で購入できるモウセンゴケに限ります。)
秋の食虫植物についてはこちら!
目次
モウセンゴケの基本的な育て方
モウセンゴケの基本的な育て方は、
です。
日光は、夏以外直射日光にしっかりと当ててあげましょう。日光が当たることで、モウセンゴケの繊毛が赤く色づきます。また、モウセンゴケは日光が大好きです。日光不足になると葉の色が悪くなり、繊毛すら出さなくなってきます。
水やりは、用土が常に湿っているように気を付けましょう。ミズゴケや用土で管理をされているなら表面が乾燥する前に水をあげることが大切です。基本的には、腰水が切れないよう確認しながらあげるようにしましょう。
空中湿度は、粘液をきれいに多く出すことに必要です。密閉された容器で育てることで空中湿度を高めることができます。ずっと外で管理しても、朝露に当たればきれいに粘液を出してくれますよ!
モウセンゴケの植え替えタイミングは?
モウセンゴケは、可能なら年に1回は植え替えてあげましょう。元気で強い植物なので、植え替え頻度が悪くても成長はしますが、成長のスピードをあげるためにもこまめに植え替えをしましょう。植え替えのタイミングは、極端に暑かったり寒かったりしなければ大丈夫です。
モウセンゴケが枯れたり萎れたりする原因は?
モウセンゴケの枯れる原因は、基本的な育て方ができていないことがほとんどです。まずは基本的な育て方を意識していきましょう。
モウセンゴケが枯れる理由はいくつかあります。
1水不足
食虫植物は、ほとんどが水分不足で枯れてしまいます。乾燥にはとても弱いので、水不足には気を付けるようにしましょう。前述した通り、腰水栽培をすることでほとんどの水切れに対応することができます。
2害虫
害虫はなかなか付かないと思いますが、アブラムシ、ハダニ、カイガラムシには注意しましょう。食虫植物は虫に強いイメージがありますが、実はアブラムシなどには弱く結構やられてしまいます。定期的に葉の消毒をしてあげるといいでしょう。おすすめは、スプレータイプの消毒剤を使うことです。何種類かうまく使いまわすことで害虫に耐性をつけさせずに殲滅させることができます。
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3日光不足
日光不足は、食虫植物にとってはとても厳しいです。どんなに環境が良くても日光不足では必ず枯れてしまいます。まずはやわらかい日差しでも良いので日光に当てるようにしましょう。弱っている植物をいきなり直射日光に当ててしまうと葉焼けを起こしてしまうので注意しましょう。
モウセンゴケの粘液が出ないときには?
モウセンゴケの粘液不足は必ず悩むところだと思います。改善のポイントは空中湿度だと実感しています。あまりに風通しが良かったり、強い日差しに当てすぎると粘液を出しづらくなるので、密閉空間に入れてあげると改善するかもしれません。
粘液についてはこちらの記事を参考にしてください!
モウセンゴケの越冬方法は?
モウセンゴケはかなり強い植物です。越冬方法を理解していれば割と簡単に越冬させることができます。以下ではそのポイントについて紹介します。
モウセンゴケの品種別越冬方法は?
モウセンゴケは自生している地域で越冬方法が異なります。以下では、市販で購入できるモウセンゴケを品種別に分けた越冬方法を紹介していますので参考にしてみてください!
モウセンゴケ カペンシス・アデラエ
この2種類は、実は熱帯性の植物なのです。普段は外で管理される方も多いと思いますが、冬は加温して育てることが元気に育てるコツです!
しかし、2つともかなり強く、多少の寒さは乗り切れるポテンシャルもあります。水切れだけ注意しましょう。
モウセンゴケ ビナータ
ビナータは、温帯性なので四季のある環境が必要です。日本はまさにベストマッチですね!
そのまま外に放置で問題ありません。地上部は一度全て枯れます。しかしこれは必要な過程なので気にしなくて大丈夫です。こちらも同じく水切れに注意しましょう。
モウセンゴケの越冬に必要なアイテムは?
モウセンゴケに必要なアイテムはこちらの記事で紹介しています。よかったら参考にしてみてください。
モウセンゴケは枯れても復活しやすい!
モウセンゴケはほとんどからてもかなり復活しやすい植物です。枯れ始めても諦めず環境や水やりを変えて元気に育てましょう!
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