食虫植物の冬越しシリーズもいよいよ最後です。
今回はミミカキグサについて紹介していきます。
ミミカキグサは捕虫目的ではなく、お花目的で購入する方がほとんどだと思います。できれば一年中お花を咲かせてもらいたいものです。
そこで今回は、冬でも花を咲かせるための管理の仕方について紹介していきたいと思います。
そんな方に参考になればと思います。ぜひ最後までご覧ください。
※今回は着生型や水中型のタヌキモなどの話はしません
ミミカキグサの育て方はこちら
目次
ミミカキグサの自生地について
ミミカキグサは、日本をはじめ、様々な湿地帯で確認されています。日差しはかなりいいところに自生しているものもあれば、やや日陰気味のところに自生しているものもいます。品種によっては、冬に若干弱いものも見られ、やや保温が必要なものもあります。しかし、四季のある国に自生していることが多いことから、日本で育てるならあまり難しいことは考えなくてもよさそうです。
ミミカキグサの冬越しの仕方
ここからはミミカキグサの冬越し方法についてです。
今回は市販でよく見かける
U.waburugii(ワーブルギー)通称クリオネゴケ
U.bifida(ビフィダ)和名 ミミカキグサ
U.livida(リビダ)
U.sandersonii(サンダーソニー)通称ウサギゴケ
この四品種について解説していこうと思います。
これらをグループに分けると
ワーブルギー
ビフィダ
リビダ
サンダーソニー
に分けられます。グループごとに見ていきましょう。
一年中屋外グループ
このグループは言い方は良くないですが、雑草のような扱いでどんどん増えますし、どんどん花を咲かせることができます。
日当たり
冬の間でもしっかりと日光に当てましょう。冬はガンガン当てて大丈夫です。
水やり
びちゃびちゃが大好きです。湿地の環境に近づけるためにも、腰水はやや深めでも良いくらいしっかりと。冬はすぐに乾燥してしまいがちです。なるべく乾燥しないようにしっかりと腰水しておきましょう。
温度
冬は本来種を作って枯れます。なので寒い中での管理で問題ありません。しかし、我が家では室内の窓際で保温気味に育てていたところ、一応冬でも花を咲かせ続けていました。もし花を楽しみたいなら室内で冬の冷たさに当てず、窓際で育ててみるのもいいのではないでしょうか。
一年中温室グループ
こちらのグループは暖かい場所に自生しています。日本の冬の寒さには若干弱いかもしれません。なるべく温室や室内で暖をとりながら管理しましょう。
日当たり
このグループはやや遮光気味がおすすめです。ですので室内で育てている方は少しでも日が当たる場所で管理をすれば冬の間でも問題なく冬越しすることができるでしょう。
水やり
乾燥はNGです。腰水でしっかりと湿潤な環境を保ちましょう。
温度
この二種類のミミカキグサなら、加温をする必要はありません。最低5℃でもあれば問題なく冬を越すことができます。もし外で管理している方がいれば、なるべく室内に入れてあげたほうが無難だと思います。
自宅ではミミカキグサをこの場所で管理しよう
これはグループどうこうではなく、ミミカキグサは室内の窓際が一番管理しやすいのではないかと思っています。一年中屋外のグループも窓際の日光で十分成長させることができます。ミミカキグサは小さく沢山育ってくれて観賞価値も高いです。室内のインテリアとして、窓際や日の当たるテーブルなどに置いておくとかわいらしくて素敵です。他の食虫植物と異なり虫を呼ぶことはないので安心して下さい。
心配なら早めに殖やしておこう!
とはいえ、枯らしてしまうのは心配だけれど室内に入れられない程大きい鉢に入れてしまっているという方は早めに殖やしておきましょう。殖やし方は、ちぎってミズゴケに
ポイっです。それだけで沢山殖やすことができますので、ぜひ殖やしてみてください。
ミミカキグサは室内だと簡単に冬を越すことができる!
今回はミミカキグサの冬越しについて紹介しました。ミミカキグサはかわいらしい花を沢山咲かせる人気の植物です。また、冬越しでも紹介した通り簡単に育てることができるので、ぜひこの記事を参考にミミカキグサを上手に冬越ししてみて下さい。
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